安全設計(Plant Sefety)をスタートしました。
本日1月6日から、安全設計(Plant Safety)をスタートいたしました。
初回は「プロセス設計と安全設計」および「設計条件の決め方(蒸留塔)」について説明しており、しばらくは設計条件を主体に連載する予定です。
本日1月6日から、安全設計(Plant Safety)をスタートいたしました。
初回は「プロセス設計と安全設計」および「設計条件の決め方(蒸留塔)」について説明しており、しばらくは設計条件を主体に連載する予定です。
「プロセス設計の実務」の第二十一回目は明日5日に公開いたしますが、ほんのさわりをご紹介します。
設計の信頼性をより向上させるためには、適切な運転方法の確立を必要とします。運転方法は千差万別であり、その中から「設計との相性が合う方法・手段を探し出し選択すること」もプロセスエンジニアリングの責務の一つです。その具体的な例としてリフォーマーチューブの設計を取り上げます。
途中、略す。
最後のパラメーターである設計温度は運転温度にある余裕を加えて決定します。この余裕を決めるに当たっては、運転方法や手順(運転モード)が運転温度に及ぼす影響の度合いを確認する必要があります。具体的には、
詳細はコムテック・クウェストの明日のホームページの基本設計演習「プロセス設計の実務」をご覧下さい。
「プロセス設計の実務」の第十一回目を公開しました。
今回は”第3章 プロセス設計と機器設計の「分離器」”で、主に気液分離を行う分離ドラムのサイジングについて学びます。なお、本文の一部をご紹介します。
気液を分離するドラムでは、気体中に分離浮遊している液滴を重力場で沈降させて分離する方法を採用しています。流体中の液滴は重力を受けると同時に流体による浮力も受けますので、その差(重力-浮力)により液滴は次第に加速されながら降下します。しかし、液滴の抵抗力も増大しますので、重力=抵抗力において加速度がゼロになります。するとそのので、その際等速度運動が始まります。この時の液滴の降下速度を終末速度(Terminal Settling Velocity)と呼びUmで表します。すると抵抗係数Cは次式で計算できます。
詳細はコムテック・クウェストのホームページの基本設計演習「プロセス設計の実務」をご覧下さい。
次回は10月25日(金)に、「廃熱回収システム(仮題)」を公開する予定です。
「プロセス設計の実務」の第八回目を公開しました。
今回は”第2章 熱収支の計算「熱収支計算の基礎」”で、熱収支計算の基礎を学びます。なお、本文の一部をご紹介します。
2. 熱収支の計算
2.1 熱収支計算の基礎物質収支の計算が終了してもプロセス設計の入口に立ったに過ぎない。熱収支の計算の目的、つまり熱収支の計算を行うことで以下の項目が可能となる。
- 予熱・加熱・冷却・凝縮などの容量が決まり、熱交換器の熱負荷が設定できる。
- 反応器(断熱あるいは等温)の温度条件が確定出来る。
- 以上の手順を踏むことで、プロセスの温度条件の変化を把握することが出来るので、機器のみならず配管や計装設計の基本条件(設計温度)を確定することが出来る。
- 各種ユーティリティー(冷却水、加熱炉、スチームや温水)の必要量や容量(熱負荷)を決めることが出来る。
- プロセス全体の原単位(原料+燃料+電力など)を把握することが出来る。
このように熱収支の計算を行うためには、計算の前提条件を決めておく必要がある。その条件とは、・・・
前回公開した物質収支計算表 (version0.5)に間違いがありましたので修正しました。内容はCO転化の計算ルーチンで、COの生成量が多めになっていました。また、これに伴い、七回目「改質およびCO転化条件と水素回収率」の内容の一部と掲載しました図を変更しました。
詳細はコムテック・クウェストのホームページの基本設計演習「プロセス設計の実務」をご覧下さい。
次回は10月6日(月)に、「熱収支計算表の作成(仮題)」を公開する予定です。
「プロセス設計の実務」の第六回目を公開しました。今回は”凝縮水の分離とPSAによる水素精製”で、今回公開した物質収支計算表(version0.4)は、前回(version0.3)に比べさらに使いやすいように工夫をしております。その内容も含め変更点を以下に示します。
詳細はコムテック・クウェストのホームページの基本設計演習「プロセス設計の実務」をご覧下さい。
また、前回と同様に物質収支計算表(Excel版)をダウンロードできるようにしましたのでご利用下さい。
次回は9月22日(月)に、「改質条件と水素回収率のケーススタディ」を公開する予定です。
お詫び
「プロセス設計の実務」のリンク先が違っておりました。誠に申し訳ありませんでした。第一回目から今回までのリンク先を修正しましたのでご利用下さい。
「プロセス設計の実務」の四回目は水蒸気改質反応における”平衡定数近似式の確定”を公開いたします。詳細はコムテック・クウェストのホームページの基本設計演習「プロセス設計の実務」をご覧下さい。
ここでは“変形絶対温度(Tt)”を変数とした平衡定数の近似式を提案しています。この変形絶対温度(Tt)は平衡温度(T)の関数で、”10^3/T-1”で計算した値で平衡温度(絶対温度T)の代わりに導入した変数です。
また、平衡定数の計算と近似式の確定を行うExcelファイルをダウンロード出来るようにしましたので、まずはアクセスしてみて下さい。
次回は9月8日(月)に「平衡定数式を組み込んだ物質収支表の作成」を予定しています。
コムテック・クウェストのホームページにて、基本設計演習「プロセス設計の実務」をスタートいたしました。
ホームページにも書いてありますが、トップページに記載しました連載開始の辞と進め方についてご紹介します。
「プロセス設計とは?」という問いに対して、”こうです”と一言で説明することは出来ません。もちろん、どんな仕事であってもそうでしょうが、特に私にとっては返答に困る問いかけです。
元々学生時代に機械工学を学び、大学院では流体工学を専攻していたので、プロセス設計はもちろん化学工学を勉強したこともありませんでした。
しかし、エンジニアリング会社に就職して、ひょんなことからプロセス設計部門に配属された後の数年間は、「プロセス設計とは?」に対する自問自答の毎日でした。確かに学生時代に何を学んだかは実社会においては些細なことですが、エンジニアにとっては非常に重要なことだと思います。
そこで、この”プロセス設計の実務”では、プロセス設計について全く経験がない学生や社会人、あるいはプラントエンジニアリングに携わっているが、プロセス設計について経験がないエンジニアを対象に、「プロセス設計とは?」に出来るだけ答えられるようなやり方で、プロセス設計の実体を例題を踏まえて説明していきたいと考えています。
例題は、天然ガスを原料とする水素製造プラントにとし、第1回目は「物質収支の計算」です。合わせて計算ツールの作り方を伝授します。この”プロセス設計の実務”とは別に、基本設計演習「エタノール合成設備」についてすでにお話ししていますが、どちらかと言えば基本設計演習「エタノール合成設備」はプロセス設計についてある程度の知識や経験があるエンジニアを対象にしていました。
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