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2019年4月15日 (月)

安全管理と標準ープロセスプラントにおける安全設計

機械安全に関する国際的な取り決めとしては国際標準機構(ISO)がありますが、電気製品からの火災爆発防止から国際電気標準会議(IEC)も忘れてはなりません。これらのISO規格とIEC規格は各国の規格、日本ではJIS規格と同一な内容になっており、プロセスプラントの設計を行う上でよりいっそう海外からの情報に注意すべきでしょう。

JISにおける機械安全に関しては一般財団法人 機械振興協会の「機械安全のための規格と法律、設計方法の紹介 詳細」に記載されています。基本的な安全の概念および原則に関しては、

  1. JIS B 9700-1,2=ISO 12100-1,2:機械類の安全性-設計のための基本概念
  2. JIS B 9702=:ISO 14121,EN 1050:機械類の安全性-リスクアセスメントの原則

があり、それ以外に安全距離、健康リスク低減、マーキングおよび作動、常設接近手段などに関する条項があります。

JIS B 9705-1、JIS B 9707、JIS B 9708、JIS B 9709-1,2、JIS B 9711、JIS B 9706-1,2,3、JIS B 9713-1,2,3,4

一方、プロセス安全についてはプロセス安全管理システム(Process safety management:PSMS)が米国労働安全衛生局(OSHA:Occupational Safety and Health Administration)から公布されており、ホームページに詳細内容が記載されています。また、イプロス*1のTech Noteの”プロセス安全管理の基礎知識”にプロセス安全管理の一部が紹介されています。

PSMSの概要についてはWikipediaAのProcess safety managementにも紹介されており、その一部を紹介します。

  • OSHAのPSMSで定義されているプロセスとは、危険性の高い化学物質(HHC)の使用、保管、製造、取り扱い、または現場での移動を含む、任意の活動または活動の組み合わせです。
  • また、このPSMSはEPA(環境保護庁)またはOSHAによって「非常に危険な化学物質」と定義されている物質の放出防止に焦点を当てた分析ツールです。PSMSはプロセス産業に関連する危険を管理するための相互に関連した一連のアプローチを指し、化学物質や他のエネルギー源の放出から生じる事故の頻度と重大度を減らすことを目的としています。
  • この標準は、組織上および運用上の手順、設計ガイダンス、監査プログラム、その他多数の方法で構成されています。

 

 

 

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