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2019年4月13日 (土)

安全にするープロセスプラントにおける安全設計

”安全”とは許容あるいは受容できないリスクがない状態のことですが、そこに”安全にする”という意味を加え、安全な状態になるように ”計画する” ”実行する” ”検証評価する” という動作を付加します。例えば、機械や装置を安全に運転するために計画して実行し、検証評価することが機械安全となります。

厚生労働省で定義したハザードを装置や機械、原料や製品およびプロセスやシステムに分類します。

【装置や機械】

  1. 装置や機械などの不適切な動作や性能などによる危険性

【原料や製品】

  1. 原材料や製品による有毒性、あるいは中間製品や用役に使用されるガス、水蒸気、粉じんなどによる有害性
  2. 上記物質の爆発性、発火性、引火性、腐食性などによる危険性

【プロセスやシステム】

  1. 電気、熱その他のエネルギーによる危険性
  2. 作業方法から生ずる危険性
  3. 作業場所に係る危険性
  4. 作業行動等から生ずる危険性
  5. 放射線、高温、低温、超音波、騒音、振動、異常気圧等による有害性
  6. 作業行動等から生ずる有害性

先ほどの機械安全は、上記の【装置や機械】1.の”装置や機械などの不適切な動作や性能などによる危険性”を改善するあるいは消滅させる行為を意味することになります。同様に【原料や製品】に関しては製品安全、【プロセスやシステム】に関してはプロセス安全が対応します。

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