安全にするープロセスプラントにおける安全設計
”安全”とは許容あるいは受容できないリスクがない状態のことですが、そこに”安全にする”という意味を加え、安全な状態になるように ”計画する” ”実行する” ”検証評価する” という動作を付加します。例えば、機械や装置を安全に運転するために計画して実行し、検証評価することが機械安全となります。
厚生労働省で定義したハザードを装置や機械、原料や製品およびプロセスやシステムに分類します。
【装置や機械】
- 装置や機械などの不適切な動作や性能などによる危険性
【原料や製品】
- 原材料や製品による有毒性、あるいは中間製品や用役に使用されるガス、水蒸気、粉じんなどによる有害性
- 上記物質の爆発性、発火性、引火性、腐食性などによる危険性
【プロセスやシステム】
- 電気、熱その他のエネルギーによる危険性
- 作業方法から生ずる危険性
- 作業場所に係る危険性
- 作業行動等から生ずる危険性
- 放射線、高温、低温、超音波、騒音、振動、異常気圧等による有害性
- 作業行動等から生ずる有害性
先ほどの機械安全は、上記の【装置や機械】1.の”装置や機械などの不適切な動作や性能などによる危険性”を改善するあるいは消滅させる行為を意味することになります。同様に【原料や製品】に関しては製品安全、【プロセスやシステム】に関してはプロセス安全が対応します。
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