歴史

2010年12月 3日 (金)

あらためて遠交近攻(えんこうきんこう)を考える

尖閣から北朝鮮砲撃とたび重なる外交問題に菅内閣は揺れ動いている。

先日、スペイン・ポルトガル二カ国を訪れた。
ともに歴史的に日本とつながりがある両国だが、日本の人口130百万人に対してスペインは約46百万人、ポルトガルは10百万人。面積ではスペインは460千m2と日本の380千m2に比べ広いが、ポルトガルにいたっては90千m2と小さい。経済的にはGDPで比較すると日本の4兆9100億ドルに対して、スペインは1兆4000億ドル、ポルトガル2400億ドルに過ぎない。

米国に比べて経済力は劣るものの、日本の国力は他国を凌駕している。この状況がここ数年で変わるものではないが、中国という何もかも飲み込もうとする隣国に対しては遠交近攻(えんこうきんこう)策にて対応すべきであろう。

ここでいう遠交とは米国、ロシア、モンゴルそしてインドなどで、中国との関係に改善の兆しがないのであれば、例えばロシアとの関係を改善することが中国に対する強力な外交カードになるのでは・・・。

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2008年1月 6日 (日)

「内なる歴史」から「外なる歴史」へ

歴史ドラマは、その時代の国内の風潮、あるいは国際情勢を代弁している。

例えば、今日の新聞のテレビ欄から番組をピックアップしてみると、まず目に付くのがNHK大河ドラマ「篤姫」と「テレビ朝日の開局50周年記念ドラマスペシャル「天と地と」の二つだ。

「篤姫」は幕末の江戸城明け渡しを舞台にしたドラマで、江戸、今の東京を混乱と破壊から守った女性が題材である。もう一つの「天と地」は小説家海音寺潮五郎の代表作であり、ご存知のように戦乱に明け暮れた戦国時代が舞台である。両者ともに国内問題を題材にしており「内なる歴史」物である。

まあ、あまり堅苦しいことを言いたくないが、なぜ今、幕末であり、戦国時代なのか。もうすこし、海外に目を向けた題材を元に歴史ドラマを制作放映出来ないものであろうか。別にテレビに教育してもらおうとは思わないが、時間つぶしだけでテレビを見たくない。そんな時間があればインターネットで、Googleのブック検索でもしていたほうがましというものだ。

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