2008年11月 5日 (水)

新生米国に比べれば日本の状況はほど遠い?

米国ではついに黒人出身のオバマ氏が大統領に選出された。

金融危機がこれからどうなるかわからないが、少なくても新たに国の主導者そして政党を選ぶことが出来る米国に嫉妬する。それにくらべ日本は相も変わらず総選挙をやるかどうかもわからず、ズルズルと新年を迎えるかと思うと本当に嫌になってしまう。

当初、国民全員に定額給付金を支給するという話も所得制限にからみでトーンダウン。もともとお金をばらまくなんて国民を愚弄した話で、お金さえもらえれば黙ってしまうだろうなどと考えるのは下衆の勘繰り。

われわれが欲しいのは将来に対する夢や希望であり、それを実現する政策と指導力である。何兆円も出せるなら、例えば食の安全と食料自給率アップを目標に農業振興にお金を出すとか、自動化された大型漁船を建造して漁業従事者の若返りと漁業資源の確保を考えた方が良いのではないだろうか。

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2008年1月 6日 (日)

「内なる歴史」から「外なる歴史」へ

歴史ドラマは、その時代の国内の風潮、あるいは国際情勢を代弁している。

例えば、今日の新聞のテレビ欄から番組をピックアップしてみると、まず目に付くのがNHK大河ドラマ「篤姫」と「テレビ朝日の開局50周年記念ドラマスペシャル「天と地と」の二つだ。

「篤姫」は幕末の江戸城明け渡しを舞台にしたドラマで、江戸、今の東京を混乱と破壊から守った女性が題材である。もう一つの「天と地」は小説家海音寺潮五郎の代表作であり、ご存知のように戦乱に明け暮れた戦国時代が舞台である。両者ともに国内問題を題材にしており「内なる歴史」物である。

まあ、あまり堅苦しいことを言いたくないが、なぜ今、幕末であり、戦国時代なのか。もうすこし、海外に目を向けた題材を元に歴史ドラマを制作放映出来ないものであろうか。別にテレビに教育してもらおうとは思わないが、時間つぶしだけでテレビを見たくない。そんな時間があればインターネットで、Googleのブック検索でもしていたほうがましというものだ。

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2007年7月 3日 (火)

住宅ローンの金利は上昇?

住宅ローン金利も上昇し、デフレを脱却してインフレ?

今から30年前の住宅ローン金利は、確か5%以上であったような記憶がある。それがあれよあれよという間に金利が下がり始め、長らく低金利時代が続いた。

最近、個人投資家を前に、竹中平蔵慶大教授(前総務相)がこう言ったそうだ。

マクロ経済運営の最優先課題はデフレの解消だと指摘、デフレ下では経済は拡大しない。(ロイター)

中略・・・。

日本経済については「この4年間2%強で推移している。日本の潜在成長率は、内閣府試算では2%弱で、潜在成長力を上回る良い経済状況が続いている」と評価した。そのうえで米国の潜在成長力は3%強だとし、「(日本経済を)3%水準に上げていけるかが問われている」と強調した。

直接には、デフレからインフレが望ましいとは言っていないが、現在の成長率で行けば、インフレ局面に移行すると言っているようなものだ。そうなると円高にもなるのか?

今晩のWBSでも、来月に日銀金利の上昇が話題になっていた。

でも、将来の日本の人口は減少し、60歳以上が半分を占めるようになると聞いているが、それでも成長率は伸びるのか、はなはだ疑問だ。そうなると、輸入量が減って、ものの値段が上昇し、やはりインフレになるのか。先ほどの「デフレ下では経済は拡大しない」と矛盾するのではないだろうか。

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2007年1月26日 (金)

大地の咆哮

先日、近くの書店で杉本信行著の「大地の咆哮」を目にした。本の帯には”岡本行夫氏激賞!”と書かれており、目を引くのに十分であった。

本の前書きには、杉本信行氏がかって上海総領事であったこと、中国国内に山積する問題について率直な意見を述べていることなどが書かれていた。また、経済誌に載っていた好意的な書評も記憶にあったので、いつの間にかレジに向かっていた。

特に私が興味深く読んだのは、黄河の断流を中心とする水不足問題であった。この水不足問題は中国に限らず世界的に広がりを見せており、ある意味では今世紀は水の世紀と言っても過言ではない。また、この本の底流を成している”貧富の差”も日本では想像も出来ないほどで、数度の中国出張で厭というほど間近に見てしまった。

中国のGNPの伸びにつれて貧富の差もますます広がるであろう。中国はこれら弱者を置き去りにして、史上まれなる繁栄を貪るのであろうか。それとも自己破壊への道を辿るのであろうか、北京オリンピックが開催される2008年を繁栄のピークにして・・・。

杉本信行氏はすでに昨年8月3日に亡くなられました。あらためて氏のご冥福をお祈り申し上げます。享年57歳。

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2007年1月18日 (木)

日本の革新指数

前も言ったが、海外の新聞記事の中で、今もっとも注目しているのがお隣韓国の朝鮮日報である。この朝鮮日報に面白い日本に関する記事が載っていた。

仏経営大学院インシアードが発表した「2007年グローバル革新指数」(によれば、一位は米国で「世界の中でアイデアを最もスピーディーに活用する最高の革新国家である」と評価された。満点7点中、5.8点と80%強の高得点。

次いでドイツが4.89点、3位が英国で4.81点、日本は4.48点で4位、フランスはその後で4.32点で5位。「韓国の点数は3.67点で19位にとどまった」と書かれていた。誠に残念との気持ちが滲み出ていた記事だった。

グローバル革新指数とは、制度・政策・下部構造・人材・技術力・市場・資本・知識の蓄積程度・競争力・豊かさなどの項目を分析し、世界銀行や世界経済フォーラムの企業家調査、国際電気通信連合(ITU)のデータを参考に算出。

常に日本は韓国から見られているらしい・・・。

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2006年7月25日 (火)

ところ変われば見方も違う

最近の国際情勢はかなりきな臭くなってきている。

そういう中で他国を知ることは重要であるが非常に難しい。特に隣国である中国や韓国の人たちの考え方を理解は出来ないが、知っておくことは冷静な判断をする上で欠かすことが出来ないことの一つである。

現代に生きるわれわれにはインターネットがあるので、そういう意味ではごくごく簡単なことである。以前にも紹介したが、韓国の朝鮮日報のホームページが特に近頃面白い。

日本にいると日本のメディアを通じてのニュースしか読むことが出来ないので、偏った見方になる可能性があるが、他の国のニュースやコラムを見ることで自分の考え方を軌道修正することが出来る。

簡単に朝鮮日報のコラムの題目を紹介するので、一度アクセスしてはどうでしょうか。題名だけ見ても興味をそそられるのでは?

【7月24日】王の男たち 2006/07/24
【コラム】「自主の罠」と「主体の罠」 2006/07/23
【コラム】対北政策、第2・第3のカードを準備せよ2006/07/21
【コラム】反日の果てに…東京で案じる「韓国の孤立」 2006/07/21
【7月21日】度量の大きい指導者!? 2006/07/21
【社説】昭和天皇も問題視していた靖国参拝2006/07/21
【社説】統制権返還の前倒しを申し出た米国の真意2006/07/20
【社説】北のミサイルに誰が過剰に対応したというのか2006/07/20
【7月20日】こんなにかばってやっているのに… 2006/07/20
【社説】こんな北朝鮮指導部を同胞とは呼べない2006/07/20
【社説】拉致被害者救済・支援法は出発点に過ぎない2006/07/19
【コラム】8年間続いた太陽政策の代価 2006/07/19
【記者手帳】G8首脳会議に招かれなかった盧大統領 2006/07/19
【7月18日】環境団体・市民団体って何様? 2006/07/19
【社説】安保理決議案を主導した日本、北朝鮮に背を向けた中国2006/07/19

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2006年7月16日 (日)

歴史の研究 『挑戦と応戦』

アーノルド・J・トインビーは英国の著名な歴史学者であった。

彼の代表作は「歴史の研究」であり25巻もの大作であった。彼の歴史観は決して西欧中心ではなく、イスラムや仏教など東洋世界にも造詣が深く、日本に特別な興味を持っていたようである。すでに1975年に死去しており、今となっては彼の思想を汲み取るには膨大な彼の書物を見るしなかない。

彼の著作の中に『挑戦と応戦』というコンセプトがある、ローマとカルタゴを例として述べていた記憶がある。つまり、カルタゴという海洋国家の発展に対しローマ帝国が危機感を抱き、その結果として三回のポエニ戦役が起こり、最終的にはカルタゴはローマに屈服した。

この例にように、『挑戦と応戦』が国家間の緊張をもたらし、その結果として戦争が勃発して国家の没落と繁栄をもたらすのだと・・・。

今回の北朝鮮を対象とした国連決議は、北朝鮮が不用意に行なったミサイル発射という『挑戦』に対する世界からの『応戦』であり、それに対して再度北朝鮮は『挑戦』してくるであろう。ただし、今までとは違って中国とロシアは北朝鮮にある程度の距離を置いた行動を取っているので、北朝鮮の取れる行動パターンは極力狭くなる。それが破滅的な災いを近隣諸国に及ぼさないことを祈っている。

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2006年7月15日 (土)

北朝鮮関係国のランキング発表

北朝鮮問題に絡み、日本と安保理事国の間の駆け引きが凄まじい。

かっての国際政治はソ連とアメリカのパワーゲームだったのが、現在は中国やECを代表する英国とフランスが表舞台に出てきて何かと混乱している。ようは船頭が多すぎるということか。

独断と偏見で今までの北朝鮮関係各国の動きに点数を付けてみた。

北朝鮮 結果は別として主たる当事者として1点、国内の政変(?)あるいは混乱を世界に見せてしまったマイナス1点、韓国との会談に成果無くマイナス1点、中国からの働きかけに対して服従せずプラス1点、ミサイル発射で成果無くマイナス1点、合計マイナス3点(-3)。

中国 さすが粘り腰で日米を寄せ付けずプラス1点、国内一枚板であることで更にプラス1点、北朝鮮との会談で説得できずマイナス1点、対ロシアへの働きかけでプラス1点、対米国に関しては重要性を認識させてプラス1点、当初の議長声明ではなく修正案への傾斜でマイナス1点、最後に日本への圧力の効果が出せずマイナス1点、合計プラス1点。

ロシア 自国近海へのミサイル落下に対し国民の信頼を失ってマイナス1点、対日米への働きかけで中国の後塵を拝する結果に終わりマイナス1点、対北朝鮮に対し何らの交渉も持たず今後の関係を悪化させてマイナス1点、中国との親密さを深めてプラス1点、サミットを開催するのでおまけでプラス1点、合計マイナス1点。

米国 一説にはハワイへのテポドン発射に対して落ち着いた態度でプラス1点、今回は中国の顔を立てすぎてマイナス1点、対中国およびロシアへの配慮でプラス1点、米国国内の不協和音を見せてしまってマイナス1点、日本との繋がりを何とか保つことが出来てプラス1点、合計プラス1点。ただし、イスラエルに対する制裁決議案への拒否権発動でマイナス1点、これも合わせるとプラスマイナスゼロ。

最後に日本は、

日本 すばやい対応でプラス1点、ただし今までの関係悪化が対中国、韓国、北朝鮮との交渉を実現させずマイナス1点、某防衛庁長官の一言でマイナス1点、国連での予想以上の頑張りに対してプラス1点、将来における北朝鮮問題への解決遠しとの印象を国民に与えてマイナス1点、合計マイナス1点。

結局、中国プラス1点でトップ、二位はプラスマイナスゼロの米国、同点三位の日本とロシア、最後に北朝鮮のマイナス3点。

韓国? 当事者としての自覚も責任も無く、このランキングには参加出来ませんので悪しからず。それとも誰か韓国に点数を付けてみる?

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2006年5月 4日 (木)

文匯報、東アジア Part 2

昨夜、”3日付の中国系香港紙、文匯報によると”という記事が目に入った。

詳しく見てみると、

中国の共産党や政府などの幹部による2004年の中国本土以外(香港、マカオを含む)への出張経費は、出張予算の5倍以上の約600億ドル(約6兆8000億円)だった。中略。最近は視察名目の観光や、汚職で得た金を本土以外で管理するケースも増えている。

まあ、とんでもない話で、どこかでも聞いた話だと相当違和感なく読んでしまった。中国の長い歴史の中でもありきたりの話だが、特に鄧小平の南巡講和(1992年)を契機にした爆発的な経済成長の中で一部特権階級の富裕化が顕著になっており、民衆による大規模な暴動の発生などなければ良いがと心配になってくる。隣国での政情不安はブーメランのように日本にも跳ね返ってくるので出来るだけ避けたいところだ。

ついでに文匯報をネット検索して、このニュースを探してみたが中国語が判らないので(特に簡体字)、Googleのデスクトップにある言語ツールにて英語にページ翻訳してみた。(Googleには中国語あるいは朝鮮語から日本語への翻訳機能がないので)。
やってみたら、これが一分程度で見事に翻訳できた。言葉の使い方や言い回しなど一部おかしいところもあるが、内容の理解には非常に役に立つ。また、ニュースのある部分をクリックしてみると、次の画面も自動的に英語に翻訳出来た。ついでに英語に翻訳したページを”お気に入り”に登録して今朝になって開いてみたら、4日付けの英語版文匯報が現れた。

実に優れものだ! 

他の翻訳機能ではどうなんでしょうか?

これでは、ホームページを開設した際に自国語とは別にわざわざ他国語版(例えば英語)ホームページを作る必要はなくなってしまう。日本語から英語への翻訳機能があるので、もしかしたら多くの英語圏の人が日本語のホームページを読んでいるかも・・・。

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2006年4月21日 (金)

グァム島、北緯13度、忘れられた過去

月曜日から友人の息子の結婚式に出席するためにグァム島に行ってきました。幸い滞在中は雨も降らず良い天気に恵まれました。教会(写真1)の祭壇の後ろには遠くフィリッピンまで続く太平洋、そして水平線の彼方から押し寄せる波がさんご礁の辺にぶつかって色を変えて行く。教会のドームに響き渡る賛美歌と、多少緊張した花婿と美しい花嫁、舞台は全て揃った、そんな感じの結婚式でした。

Guam_church

翌日は観光バスに乗り、アサン湾が一望に見える「アサンベイオーバールック」を訪ねました。この高台には第二次世界大戦における米軍の戦争記念碑(写真2)があり、そこには戦争中になくなった米軍および地元の人たち全ての名前が刻まれていました。このグァム島へはハワイ真珠湾攻撃の翌日に日本軍が侵攻したそうで、約1年半日本軍の占領下にあり、戦争末期に再び米軍により奪還されたそうです。

Guam_memorial

このグァム島から飛行機で一時間のところにサイパン島があり、やはり戦争中には日本軍の侵攻を受け、戦争末期には多くの日本軍が玉砕しています。

地図を見ると分かりますが、グァム島から日本、沖縄、フィリッピン、そしてインドネシアへは同程度の距離であり、米軍の前哨が後退した今となっては、これからもグァムは米軍の戦略上重要なポイントであり続けるでしょう。なお、ホテル街を中心に多くのフィリッピン人が働いていました。

今はグァムは日本人観光客で占領されており、昔の面影はどこにもありません。われわれの父や祖父がどのような気持ちでこのグァム島に辿りついたのか、そしてその当時の現地の人たち、そして現在の子孫たちが日本人に対してどのような気持ちを持っているのか、知りたいと思う反面、日本の若い人たちの屈託のない顔を見ていると、何も知らないほうが良いのかもしれないと考えてしまいます。

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