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2008年1月10日 (木)

感染症と地球温暖化

今世紀末に日本の平均気温は最大4.7度上昇すると、環境省が予測を発表した。

この予想は国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の予測モデルを用いてシミュレーションした結果で、今世紀末の平均気温は、20世紀末に比べ最大4.7上昇すると述べた。この結果に基づく今後の日本への影響については、対応策も含めさらに検討するようだ。

すでに環境省では予備検討は行われており、「地球温暖化の影響 資料集」や「地球温暖化と感染症」などの資料が公表されている。今回は、この「地球温暖化と感染症」から面白い内容を見つけたので紹介したい。
それは温暖化に伴い増加すると見られているマラリアである。実は、現在より寒冷であった明治時代、それも北海道で1,500名近くもの感染者がいたという事実です。先ほどの資料から、その部分を抜粋すると、

日本では、明治時代からマラリア患者発生の報告がありました。北海道の深川市(札幌と旭川に中間に位置する市)に駐屯していた屯田兵とその家族にマラリアが流行しており、1890年には人口約6,700名の内1,500名近くが感染していました。

宮古島、八重山諸島(石垣、西表)では、昭和の初めに100 ~1,500 名を超す患者が発生していました。

本州では琵琶湖を中心として福井、滋賀、石川、愛知、富山で患者数が多く、福井県では大正時代は毎年9,000 ~22,000人以上の患者が発生しており、1930 年代でも5,000 から9,000人の患者が報告されていました。

第二次世界大戦後に500万人を超す復員者によってマラリアが再流行するのではと危惧されたものの、1946 年の28,200人をピークに1951年には500 名以下に減少し、国内感染例は急速に見られなくなりました。

このように以前からマラリアの感染患者が国内に存在しており、”温暖化=マラリア患者の増加”ではないようだ。つまり、「蚊の生息条件や住宅構造、人の行動様式などが変わったためにマラリアの患者数が減少した」と資料は述べており、温暖化による影響はより複雑と思われる。

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コメント

>北海道の深川市(札幌と旭川に中間に位置する市)
深川市は、旭川市の隣に位置する市です。そのパンフレットは私もたまに見ていますが、今では、『札幌と旭川に中間に位置する市』は削除されているようです。ちなみに、明治時代の旭川市は寒いことで有名で、1902年1月25日には、氷点下41.0℃を記録しました。

投稿: Transition | 2008年1月20日 (日) 15時26分

すみません。『そのパンフレットは私もたまに見ていますが』と書きましたが、別なパンフレットと勘違いしていました。その部分がよく似ていたので。

投稿: Transition | 2008年1月20日 (日) 15時29分

”札幌と旭川に中間に位置する”とうのは誤りでした。訂正します。それとは別に、何故、寒い旭川の隣の深川でマラリアが流行したのでしょうか。マラリア蚊が成育できるような暑い夏だったのでしょうか。その年は・・・。

投稿: comtec | 2008年1月20日 (日) 19時13分

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