« 女性の秘められた力 | トップページ | 解ける永久凍土と水循環 »

2008年1月16日 (水)

20年後、中国の経済力は日本の10倍に

20年後、中国の経済力(GDP)は日本の10倍になると、香港の著名経済学者・張五常(チャン・ウーチャン)氏が予測を発表した。(Record China)

何となく聞くとすごい発言と思うが、現在の中国の人口(約13億人)と日本の人口(約1億3千万)の比率(10倍)を考えると、中国の経済力(GDP)が10倍になって初めて中国人一人当たりの国内総生産GDP(2007年で2,200$)が、今の日本人一人当たりの国内総生産GDP(2007年で33,100$)に追いつくことになる。

ただし、日本人一人当たりの国内総生産(33,100$)は世界ランク19位であるから、中国が日本に追いついてもまだ世界ランクでは上がある。また、果たして中国の経済力(GDP)が日本の10倍になるかについては、はなはだ疑問だ。理由としては、人口問題と老齢化、資源の枯渇と食糧事情の悪化、エネルギー不足と地球温暖化による環境破壊などが考えられる。特に20年後の2030年前後には中国の人口はピークに達し、しかも老齢化が急速に進むと見られている。

北京オリンピック以降に種々の問題が浮上すると思われるので、中国政府の指導力が今後試されるであろう。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/174004/17716470

この記事へのトラックバック一覧です: 20年後、中国の経済力は日本の10倍に:

コメント

「人口問題と老齢化、資源の枯渇と食糧事情の悪化、エネルギー不足と地球温暖化による環境破壊」
→別に中国だけの問題じゃありません。
 先進諸国は皆これらの問題を抱えています。

「中国には水資源が無いから、これ以上経済成長しない」
→工業用の浄水施設を作ればいいだけです。中国にも川や海はあります。

「内乱が起こって国が分裂する」
→三国志の時代と違って、現代の中国政府は国民の言動を国の隅々まで監視することができます。
 内乱が勃発するとして、ろくに武器も持たない一般市民がどうやって軍に対抗できるというのでしょうか?
 あの国は非武装の一般市民を機関銃で殺戮するようなことを平気でやるので、すぐに鎮圧されるでしょう。
 それに格差が拡大するといっても、三国志の時代のように身分が生まれによってある程度固定されているわけではないので、中国の底辺層は
「自分が努力して出世すればそれでいい」
としか考えないでしょうね。

結論:日本人は中国人をなめすぎ。

投稿: Takeda | 2008年1月17日 (木) 16時55分

「日本人のものづくりは世界一だから中国人に負けるはずがない」
→こういう神話を信じている人がいまだにいることにびっくりですが、器用さや繊細な感性、職人気質は別に日本人の専売特許ではありません。
(例)職人気質のドイツ人、2000の音階がある伝統音楽を持つインド人、0.5mm四方の面積に旧約聖書をすべて書き込める技術を開発したイスラエル人など。
 私は8年前に中国を5日間旅行したことがありますが、中国人の方が日本人よりも器用で働き者だと思いましたよ。
 中国人は、お金にならないことはやりたがりませんが、高い成功報酬を約束すれば一生懸命仕事してくれます。
 何の得にもならないことは一生懸命やらないだけです。

結論:日本人は日本の外の世界を全然理解していない。

投稿: Takeda | 2008年1月17日 (木) 17時14分

 「人口問題と老齢化、云々は別に中国だけの問題ではない」については全く同感で、日本の場合には資源がないのでさらに深刻さを増す可能性があります。
 私も中国には数回出張で行っており、四川省の山奥に行った際には、終戦後の日本から技術輸出で建設された繊維工場(ビニロン)が彼らの努力で長年立派に稼働しているのを見て驚きました。もともと日本も含めアジア諸国は中国文明の影響を受けており、彼らの能力(潜在的も含め)を侮蔑するようなことがあってはならないと思います。

投稿: comtec | 2008年1月17日 (木) 18時10分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)